弱視の治療方には眼鏡治療と遮蔽治療があります。
■ 眼鏡治療
名前の通り眼鏡を使った治療です。
弱視というのは、目の成長期に外界からの視覚刺激が不十分でなる病気です。
視覚刺激が不十分になる原因は、単純に病気や怪我などによって、視力が落ちてしまった場合や、生まれつきの病気でモノが見えづらいなどがあります。
ようするにモノがよく見えないのが原因なのですが、それを眼鏡を使って良く見えるようにして、「視覚刺激を与えよう!」というのが眼鏡治療の目的です
注意点として、この治療は目が成長段階にある幼少児には効果的ですが、視覚機能が完成してしまっている大人がやっても、効果は期待できません。
視機能が完成する時期は人によって異なりますが、大体6〜8歳までには完成しますので、大人に限らずそれ以降になると眼鏡での治療は難しいと言えます。
また、治療に使う眼鏡は専用の「治療用眼鏡」であり、特殊なレンズを使っていることが多く、その辺で売っている通常の眼鏡とは別物になります。
眼科に行って眼鏡治療をすすめられましたら、その辺で売っている眼鏡で済まそうとせず、専門医に従って、必ず専用の治療用眼鏡を作るようにして下さい。
■ 遮蔽治療
これは片目だけ弱視の場合に行う治療です。
人間の目は両目の見え方が極端に異なる場合、見えづらい方の目が弱視になってしまうことが多いのですが、そういう時に行うのが遮蔽治療になります。
具体的な治療法は、見やすい方の目を隠すだけという非常に単純なモノ。
そうすることによって、見えづらい方の目だけでモノを見るようになりますが、集中的に視覚刺激を与えることができ、弱視の治療になるという訳です。
こちらの治療も目が成長段階にある幼少児には効果がありますが、視覚機能が完成してしまっている人には、効果があまり期待できない治療になります。
基本的に弱視は視覚機能が完成してしまうと、効果的な治療法がありません。
その為、弱視は早期発見・早期治療が、非常に大事な病気だと言えます。
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