
斜視には細かく色々な種類があります。
■ 内斜視
斜視の中で最も多いのが内斜視です。
斜視全体の70%近くが内斜視だと言われていますね。
字からも想像できるように、眼球が内寄りになっている症状です。
内斜視は調節性内斜視と非調節性内斜視に分けることができ、調節性内斜視は強度の遠視が原因で起こり、治療用眼鏡を使えば、大抵は完治します

一方、非調節性内斜視は先天的なものであり、手術をしないと治りません

また、手術を行っても弱視や眼球が外側に向いてしまう「外斜視」になってしまう可能性があり、調節性内斜視と比べると、少し厄介な症状だと言えます。
■ 外斜視
前にも書いた通り、眼球が外側に向いてしまう症状です。
内斜視は乳幼児に多く見られる症状ですが、外斜視は年齢問わず見られる症状であり、先天的なものもあれば、怪我や病気による後天的なものもあります。
過去に外斜視だったテリー伊藤さんは、怪我でなったパターンですね

他にも眼球が上向きになってしまう上斜視や、下向きになってしまう下斜視がありますが、これらの斜視は、内斜視や外斜視と比べると非常に稀です。
僕自身、内斜視や外斜視は芸能人の方にも多いので、ちょくちょく見ることがあるのですが、上斜視や下斜視の方は、一度も見たことがありません。
■ 片眼斜視と交代性斜視
いつも決まった片目だけ斜視になる場合は片眼斜視。
左右の目に斜視が交互に表れる場合は交代性斜視と言います。
例えば昨日は右目が寄り目だったのに、今日は左目が寄り目という場合は交代性斜視であり、これは調節性内斜視の場合になることがほとんどです

交代性斜視を放っておくと片眼斜視になってしまい、怪我や病気で片目の視力が極端に落ちてしまった場合も、片眼斜視になることが多いんですよね。
片眼斜視は弱視になる可能性が高いことから、厄介な症状と言えます。
■ 間欠性斜視と恒常性斜視
たまに斜視になってしまう場合を間欠性斜視。
常に斜視になっている場合を恒常性斜視と言います。
間欠性斜視は疲れている時や眠たい時に症状が出ることが多く、普段は概ね正常であることから、視力が落ちたり、モノが見づらくなることはありません。
ただし、間欠性斜視を放っておくと恒常性斜視になることがあり、そうなると斜視の症状である、視力低下や、立体視ができなくなってしまうんですよね

間欠性斜視は治療する必要がないこともありますが、恒常性斜視になると弱視になることもありますので、症状が見られた場合は早めに検査をして下さい。
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