
斜視の治療法は主に3つあります。
その3つとは、「眼鏡治療」に「注射治療」に「手術」です。
■ 眼鏡治療
眼鏡治療は乳幼児に多く見られる「調節性内斜視」の治療法です。
調節性内斜視は強い遠視が原因の斜視なのですが、眼鏡によって遠視を矯正することによって、自然と斜視も治すことができるというわけですね

これは眼鏡ではなくコンタクトレンズでも構いませんが、乳幼児にコンタクトレンズは、目の成長の妨げになりますので、あまりオススメできません。
視機能が未発達になってしまうと、弱視になる可能性があります

医者もそれを知っているので、子供にコンタクトレンズを勧めることは基本的にありませんが、もし勧められたら、理由を詳しく聞くようにして下さい。
調節性内斜視は眼鏡治療によって、ほぼ完治することが可能です。
■ 注射治療
これは「ボツリヌス菌」という毒素を注射する治療法です。
斜視は目の周りにある外眼筋のバランスが悪いとなることがあるのですが、ボツリヌス菌を注射することで、強制的にバランスを正すことができます。
具体的には眼球を異常に引っ張っている筋肉の力を弱めるものですね。
メリットはやはり「手術に比べて負担が少ない」という点

単純に注射をするだけですから、手術のように麻酔(点眼麻酔や全身麻酔)をしたり、入院する必要がなく、術後に傷跡が残るようなこともありません。
逆にデメリットは、治療の効果が永続的ではないという点と、副作用で眼筋麻痺による反対斜視になったり、モノが二重に見えるなどが挙げられます。
ただし、副作用は2ヶ月くらいで収まりますので、安心して下さい

■ 手術
斜視の手術には「前転法」と「後転法」があります。
手術法は異なりますが、どちらも外眼筋を弄ることには変わりません

具体的には外眼筋を短く切ったり、位置をずらす手術なのですが、位置を眼球の前の方にずらす手術を前転法、後ろにずらす手術を後転法と言います。
これも注射での治療と同様、外眼筋のバランスを正すのが目的ですね

手術をすれば完全に治すことも可能ですが、1回の手術で完治するケースは稀であり、完治するまで何度も手術が必要になることも珍しくありません。
多少負担が掛かっても、完全に治療したいという方にはオススメです。
斜視は放っておくと悪化していくことが多く、弱視になってしまうこともありますので、絶対に放置はしないで、早めに治療をするようにして下さい。
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