
視力回復トレーニングは目の周りの筋肉を鍛えるのが目的です。
鍛えることによって、視機能の向上が期待できるというわけですね

トレーニング法には様々なものがありますが、大きく分けると「眼球トレーニング」に「調節力トレーニング」、「虹彩トレーニング」などがあります。
■ 眼球トレーニング
これは眼球の外側にある「外眼筋」を鍛えるトレーニングです。
外眼筋は眼球を上下左右に動かす筋肉なのですが、これを鍛えることで、ピント調整の働きをする、「毛様体筋」の機能を向上させることができます。
それ以外にも、乱視の改善や予防にも効果的なトレーニングですね

やり方は眼球を上下左右に動かすだけという単純なもの

例えば眼球を上下に5回動かしたら、次は左右に5回動かしたり、左に2回まわしたら、右に2回まわすなど、眼球を動かす運動でしたら何でも構いません。
少し変わったやり方だと、本を速読するというやり方もありますね。
文字を目で高速で追っていくのは、眼球を動かすいい運動になります

■ 調節力トレーニング
これは毛様体筋のピント調整力を向上させるトレーニングです。
やり方は裸眼で見た時にギリギリぼやけるモノ(なるべく色や形が複雑なモノや文字など)を、目を細めないように、3分間ジッと見るというもの。
理想を言えば、フラワーギフトやフルーツの盛り合わせを対象に見るといいのですが、ない場合は壁に掛かっている時計などの文字でも構いません。
僕はいつも座りながら時計の数字をジーッと見るようにしていました

このトレーニングは裸眼の状態でも、ある程度は遠くが見えないとできませんので、視力があまりに悪い方には、向かないトレーニングになりますね。
■ 虹彩トレーニング
虹彩トレーニングは「明暗トレーニング」とも言われており、簡単に言えばまぶしい状態と、真っ暗な状態を交互に繰り返すトレーニングになります。
これによって、目に入ってくる光の量を調節する、瞳孔括約筋と瞳孔散大筋が鍛えられるだけではなく、毛様体筋も同時に鍛えることができるんですよね

具体的なやり方は部屋の明かりでも太陽の光でも、目を閉じた状態で光を5秒感じたら、次は両目を手で隠して、暗い状態を5秒作るというものです。
これを10回繰り返すと効果があるのですが、明るい状態と暗い状態の差が大きいほど効果的ですので、蛍光スタンドがある方はそれを使って下さい。
あんまり光が強いと目の負担になりますので、それだけは注意が必要です。
■ 視力回復トレーニングの注意点
視力回復トレーニングは、視力の落ち始めの方には非常に効果的な治療法なのですが、近視がある程度進行してしまうと、ほとんど効果がありません。
何故かというと、近視が進行すると、眼球自体が歪んでしまうからです。
そうなると、近視の原因が「目の筋肉の異常」から「眼球の歪み」になってしまい、いくらトレーニングをしても、近視の改善がされなくなっちゃうんですよね。
僕も始めるのが遅かったせいか、まったく視力は回復しませんでした

視力低下に限らず、病気などは基本的に早めに治療した方が治りやすいものですので、視力が落ちてきたと感じたら、早めに対処をして下さい。
私が視力2.0になれた視力回復法はこちら
