
コンタクトレンズは、使い方次第では視力低下の原因になります。
まず、コンタクトは角膜への酸素の供給を阻害するため、酸素不足になりがちなのですが、長時間酸素が不足すると、角膜に様々な障害を及ぼします。
そんな障害のひとつが、「角膜血管新生」。
角膜には本来血管が通っていないのですが、酸素が不足すると、酸素を取り入れようと、角膜の周囲から中央に向かって血管が侵入してくるんですよね。
これが進行すると、血管が瞳孔(瞳)にかかってしまい、視力が低下したり飛蚊症になるだけではなく、最悪の場合は、失明してしまうこともあります。
酸素が十分に供給されるようになれば、血管は収縮しますが、瞳孔には血管の跡が白く残ってしまいますので、完全に治すということはできません

もうひとつの障害が、「角膜内皮細胞の減少」。
角膜内皮細胞というのは角膜の内部にあり、角膜の水分量を調整し透明性を保つ役割があるのですが、酸素が不足すると内皮細胞が減少してしまいます。
すると、角膜が白くにごって視力が低下してしまい、角膜に水分が貯まりすぎた状態になると、「水疱性角膜症」という病気になってしまうんですよね。
この病気になると、ほぼ失明状態になり、角膜移植をしなければ治りません

このように、酸素不足による目への影響は多大ですので、コンタクトレンズを付けたまま寝てしまったり、1日17時間以上付けるのは絶対にやめてください

1日の装用時間は、終日装用レンズで、12〜16時間が限度になります。
他にも注意が必要なのが、「レンズの洗浄」。
コンタクトレンズは非常に汚れやすく、汚れがたまると、レンズの酸素透過率が低下して、ますます角膜に酸素がいきづらくなってしまいます。
また、雑菌が繁殖しやすくなって、結膜炎などの原因にもなりますので、洗浄や消毒は面倒なものですが、毎日入念に行わなければいけません

洗浄などが面倒という方は、1日使い捨てのコンタクトがオススメです。
僕は最初に毎日洗浄するタイプを使っていて、何度か結膜炎になりましたが、使い捨てを利用し始めてからは、1度も目のトラブルはありませんでした。
通常のものより1日使い捨ての方が、目の健康や安全には優しいですね

あとは自分の視力に対して、度数の強いレンズも視力低下につながりますので、初めてコンタクトレンズを付けるときは、必ず眼科で検査をしてください。
そうすれば、自分の視力に合った、最適なレンズを処方してもらえます。
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