
コンタクトレンズにはハードとソフトタイプがあり、ソフトタイプのものには1日使い捨てや、2週間使い捨て、1週間連続装用型のレンズなどもあります。
初めて買う人はなににしようか迷うと思いますが、それぞれには特徴がありますので、自分がなにを重視するのか?によって選ぶことが非常に大切です

■ 目の健康や安全性を重視した場合
1位:ハードタイプ
この場合、最も優れているのは、ハードタイプのコンタクトレンズ。
ハードタイプのコンタクトレンズは、黒目よりも小さく、酸素透過率の非常に高い素材が使われているため、角膜に酸素がいきやすくなっているんですよね。
ソフトタイプも酸素がいきやすい素材が使われていますが、角膜を完全に覆ってしまう位の大きさがあるため、酸素の供給量はハードタイプよりも劣ります

また、水分をほとんど含まない、プラスチック制の素材が使われているため、レンズの内部に雑菌が繁殖しづらく、炎症など起こる心配があまりありません

2位:1日使い捨てレンズ
1日使い捨てレンズは、耐久性をそれほど気にする必要がないため、従来型のソフトタイプよりも、レンズが薄くなっており、酸素透過率に優れています。
また、毎日新しいレンズが使えるため、レンズの劣化(酸素透過率低下など)による悪影響をほとんど受けず、衛生面にも優れているという特徴があります

3位:2週間使い捨てレンズ
レンズの厚さや酸素透過率、レンズの劣化による悪影響は1日使い捨てよりも劣りますが、従来型のソフトタイプよりは、全てにおいて遥かにマシです。
毎日しっかり洗浄などを行えば、衛生面ではほとんど問題はありません。
4位:従来型のソフトタイプ
まず、従来型のソフトタイプは劣化しやすいという特徴があります。
また、長期使用が目的とされているため、使い捨てのものよりもレンズが丈夫に(厚く)作られており、酸素透過率が若干低くなっているんですよね。
僕も最初はこのタイプを使っていましたが、何度か眼病にかかりました

現在のソフトレンズは使い捨てが主流であり、従来型は衰退気味です。
5位:1週間連続装用型
このレンズは1週間付けたままでも大丈夫なよう、酸素透過率は非常に高く作られているのですが、寝ているときも付けっぱなしというのが大きな問題です。
寝ている間は目への酸素供給量が、起きているときの3分の1程度になりますので、いくら酸素透過率が高いとしても、さすがに目に悪いとしか言えません。
コンタクトレンズの中では、最も目のトラブルを生じやすタイプになります。
■ 付け心地を重視した場合
付け心地は、使い捨てなども含めたソフトタイプが優れています。
ソフトタイプは名前からも想像できるように、やわらかい素材で作られているため、目の中に入れても、ゴミなどが入らない限りは、違和感がありません。
また、角膜を覆う位の大きさがあるだけでなく、目へのフィット感も非常にいいですので、装着中にレンズがズレたり、外れることも滅多にないのが特徴です

僕もソフトタイプのコンタクトレンズを10年ぐらい使っていましたが、目の調子が悪いとき以外は、急にレンズが外れることは1度もありませんでした。
付けているときの感覚は、裸眼のときとほとんど変わらない感じですね

一方、ハードタイプはプラスチックなどの堅い素材で作られているため、ゴロゴロとした異物感を感じたり、装着時にゴミが入ると強い痛みを伴います。
人によっては異物感が強すぎて、まったく入れられない人もいるぐらいであり、ゴミが入ったときは、「気絶するぐらいの痛さだった」という人もいました

さらにレンズがソフトタイプよりも小さく、ちょっとした衝撃でも外れやすいため、スポーツなどをする人には、向かないタイプのレンズだと言えますね。
■ コストを重視した場合
1ヶ月のおおよそのコストは下記の通りです。
1位:ハードタイプ 約1400円
2位:従来型のソフトタイプ 約1700円
3位:2週間使い捨て 約2000円
4位:1日使い捨て 約3000円
5位:1週間連続装用型 約4000円
かなり大まかな計算ですが、ハードタイプは寿命が3年、値段が両目で約2万円、ケア用品が年1万円程度になりますので、1ヶ月のコストは約1400円。
これは、(コンタクトレンズの値段÷寿命年数+ケア用品代)÷12ヶ月という計算式であり、他のものも似たかんじで計算していくと、上記の数字になります。
レンズの手入れに手間がかかるものほど、安上がりという傾向がありますね。
ただ、レンズは商品によってかなり価格差があり、なんのケア用品を使うかによっても多少数字は前後しますので、これはあくまで目安としてください。
目の健康や安全性、付け心地にコストなどをトータルで考えると、2週間使い捨てや1日使い捨てのコンタクトレンズが、現状では優れていると言えます。
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