
レーシックには幾つか後遺症があり、誰でもなる可能性があります。
■ ドライアイ
レーシックの後遺症として多いのがドライアイであり、まったくならない人もいますが、手術を受けた3割程度の人に症状が出ると言われています。
これは角膜に視力回復レーザーを照射する際に、どうしても涙腺の神経を切ることになってしまうため、涙が出づらくなるのが原因なんですよね。
切断された神経は3〜6ヶ月程度で再生し、再生すれば症状も多くの場合は収まりますが、人によっては一生残ってしまうこともなくはありません

また、元々ドライアイ気味の人は、後遺症によって症状が悪化する場合があり、神経が再生するまでの間は、強い症状に悩まされることがあります。
■ ハローグレア現象
ハローグレア現象とは夜間に光が散乱したり眩しく見える現象です。
レーシックを受けた5割前後の人がなると言われており、レーザーを照射した部分としていない部分で、光が乱屈折を起こしてしまうのが原因になります。
多くの場合は、3〜6ヶ月ぐらいで症状が収まると言われていますね。
症状の強さは黒目のサイズで決まり、事前検査で調べるのですが、リスクについてはこちらから聞かないと詳しく教えてくれないことが多いみたいです。
これは、リスクを恐れて受けなくなってしまう人が多くなるからだとか

ハローグレア現象が強く出ると、夜間の車の運転などは非常に困難になりますので、特に車を運転する方はリスクについてよく聞くようにして下さい。
■ 暗所での視力低下
これも原因はハローグレア現象とほとんど一緒です。
人間の目は暗いところだと黒目が自然と大きくなりますので、明るいときと比べて目に入ってくる光が多くなり、収差の影響を受けやすくなります。
収差とは角膜の歪みであり、収差が強いと見え方が悪くなるんですよね。
レーシックは角膜を削る手術ですので、レーザーを照射している部分としていない部分で収差ができてしまい、これが視力低下に影響するわけです

最近はレーシックの技術も進んでおり、収差を出にくくするウェーブフロントという技術を使った術式でしたら、このような後遺症はほぼ出ません。
後遺症は時間が経つごとに神経レベルで適応していき、3〜6ヶ月で改善されるますが、ハローグレア現象と一緒に発症すると厄介だと言えますね。
■ 角膜混濁
角膜が白く濁ってしまう症状で、ヘイズとも言われています。
主にエピレーシックやPRKという術式で起きやすく、角膜上皮というのが再生する際に不規則に再生してしまい、透過性が低下するのが原因ですね。
角膜が濁りますので、視界が悪くなるのは言うまでもありません

普通は6ヶ月ほどで症状が収まりますが、稀に残ることがあり、その場合は点眼治療をしたり、濁っている部分を切除する手術をする必要があります。
■ 後遺症の影響
レーシックの後遺症は症状の強さによっては、見え方が完全におかしくなってしまい、後遺症のせいで仕事が出来なくなったという人は数多くいます。
中には「レーシックのせいで人生が狂った」と言う人もいるぐらいです

技術の発達により成功率が高く、後遺症が出にくい種類のレーシックも出てきてはいますが、それでも失敗や後遺症が出る可能性はゼロではありません。
これから受けようか迷っている方は、後遺症のリスクも十分考慮して下さい。
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